社長ブログ

ベトナムを訪問しました

人生初、ベトナム!
これでASEAN10カ国すべてを訪問完了!

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It’s a first time for me to visit Vietnam .
I’ve completed to visit all of ASEAN10 countries !

まず驚いたのは、ハノイの街並みが、清潔で整然としていること。
西洋風の色調で美しいのは噂通りだが、
路地や広場、工場や飲食店などでもごみがぐちゃぐちゃに散乱したり、
床がびちゃびちゃに濡れてたりしてない。
整理・整頓・清掃のレベルには、人生や社会を良くしたいという意志や、「民度の高さ」が表れるように思う。
今般、在ベトナム日本国大使計画投資大臣、労働大臣、共産党ハナム省委員長などを歴訪総じて、日本企業の進出は大歓迎のようだ。
「日本企業は、約束を守る。労働者を大切にし、技術があり、商品に競争力がある。」「経済的だけでなく、社会的にも、いい影響がある。」「365日24時間日本語対応の相談窓口を設けた。 各省庁との交渉調整などにおけるあらゆるご相談をいつでもお受けする。」特に注目すべきは、農業分野。

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ベトナムは約9,000万の人口を抱えなんと人口の約7割が30歳以下の若者大国。そして人口の約4割が農業に従事している。

生産・消費の両面で農業分野の成長性が高いと思われる。

既に、日本のキャベツやメロンなどの生産が
ホーチミン近郊の村で生産を拡大中らしい。

「MADE BY JAPAN」

のブランドイメージが徐々に浸透しているようだ。

ある食品メーカーの社長と面会したが、日本企業とぜひ一緒にやりたいと力強く握手を求められた。

偶然にもホーチミン氏の生誕125周年ということで「ホーチミン廟」に行ってみたら
午前11時なのに「Already Close!」と言われあえなく退散。ホントかよ。。。11147232_749780505134519_7992278226221874293_n

仕方なく世界遺産タンロン遺跡を訪れたら
「ランチタイムは営業時間外だ!」と。。。

えーーー、「世界遺産」だろ?
飯食わずに、客入れろよな。。

そう。ここは「社会主義共和国」。

しかしながら、職員の微妙な目配せに

これは、もしや・・・・

思わず「How much?」と囁いてみたら。

「2倍払えば入れてやる」
やはりそうか。

郷に入っては郷に従え!
50,000ドンのアンダーマネーで正々堂々と入場だ!(笑)

世界遺産をひとり占め。むしろラッキーやないかい!(笑)

空港の入出国審査場は、朝7時前だというのに大混雑、大行列。11143678_749780498467853_1171027690010180285_n
通過に70分も要した。。。とほほ。

隣のレーンにいたカップルが、なぜか職員の機嫌を損ねたらしく、職員は、彼女だけに対して、「お前は別のレーンに並びなおせ!」と指示

そんな理不尽な。。。この大行列を、彼女ひとりだけ!?

「Why?」
と食い下がる彼氏。

それを偉そうに睨みつける職員。
どうにかなる、はずもなく。。。

近読の著によると、ベトナムは1000年間戦争を続ける

「戦争大国」

アンケートでは、ベトナム国民のほとんどが、自分の人生で、

「必ず一度は戦争に巻き込まれる」

と覚悟して生きているそうだ。

日本人は正反対。
戦争に遭うはずがない、とみんな思っている。

そのため多くのベトナム人は、中長期的なモノの考え方をしない。10409745_749780501801186_4069902834306755921_n

10年後の夢とか
20年後の目標とか

そういうことを考える人は少ないらしい。

自分のキャリアも、財産も、そして人間関係さえも、
戦争で全部、消えてなくなるから。

人の和を大切にするのは、同じ人間関係が長く続く、という前提があるからだ。

コツコツ積み上げても意味がない。
今を、精一杯生きるしかない。

自分と家族さえ守れたらそれでいい。
人のことまで構っていられない。

それがベトナム人の本質だと著者は述べていた。

私も、ベトナム人といえば、自分のことしか考えない、人間関係よりおカネ優先の人たちだなとの、失礼で勝手な先入観があった。

でも歴史的な背景を踏まえれば、やむを得ない。

そういう環境で育てば自分もそうなってしまうだろうし。

日本人の方が精神性が高いなどと断じるのは、まだまだ思慮が浅いのではないか。
そう思うようになってきた。

道路や電気などのインフラはわりとしっかりしているようで

ミャンマー、カンボジア、インドネシア、フィリピンなどよりはビジネス基盤は優位に思えるが、

政治体制や権力構造、意思決定プロセスなどは、その歴史的な背景から、我々が理解しえない現実があって、それらを受け止める「度量」が、まずは必要なのだろう。

JALのカウンターで

「お客様、ビジネスクラスのシートに空きがあります。追加料金は不要です。変更されますか?」

そんなことで、人生初、フルフラットシートを体感。
まさに別世界。

いつの日か私も、ビジネスクラスが似合う男になりたい(笑)

ニッポンのサービスって、やっぱり素晴らしいなあ!

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